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年金生活を始めた一人暮らしの役に立たない日々のこと

差し歯にしている歯の調子が悪く、今月から治療を始めた。

東京駅から徒歩5~6分の日本橋にある歯科医院、20代の頃から通っている、わたしの口の中をすべて知っているデザイナーでもある。

レントゲンを撮った結果、差し歯を支えている金属の支柱が折れているとのことで大ショック。

もしかしたら北海道から送ってくる干しこまいを食べたときかな?と、思い当たる節があるだけに心苦しい。

最初から型を取って新しく作り直すことになり、昨日は午後1時の予約で終ったのが5時近くになった。

途中で他の患者さんと入れ替わりながらの長丁場、院内のトイレは男女共用で狭いため近くの髙島屋デパートと行ったり来たり。

昼間の患者さんは高齢者が多く、話していることに耳を傾けると自分と同じように現役時代近くの会社で働いていたようなことを話している。

日本橋という場所柄、和服を召したいなせな男性もいらっしゃるし、ほとんどの人が髙島屋か三越か丸善の紙袋を持っている。

治療が終わった頃にはすっかり日も暮れ、久しぶりの都会のネオンに懐かしさのあまり心が揺れ踊る。

が、しかし、ラッシュアワーが始まる前に帰りたい一心で東京駅まで急ぐ。

途中の八重洲地下街に北海道産物を売る新しい店ができていて、ここだけはと寄ってしまう。

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北海道恵庭市(えにわし)で作っている国産の白菜を使ったキムチ、辛い酸っぱいが苦手なわたしにちょうどいい辛さと酸っぱさ。

電車はもうすでにラッシュが始まっていて、昼間の電車に慣れてしまった者にとっては緊張の30分となった。

自宅に辿り着いたら元職場の後輩からクリスマスカードが届いていて一気に緊張がほどけ、キムチと納豆和えでとりあえずお疲れ生でした。

2023.12.09 / Top↑
夕方のテレビで今年も残すところ1ヶ月 “今年中にやってしまいたいことは” と、街中でインタビューをしていた。

60歳以上の大半の女性は洋服の整理と断捨離と答えていた。

それを聞いて私は、本棚の整理と本の断捨離を思いつき、昨日さっそく取りかかった。

すべての本を棚から取り出し、また一冊づつ棚に戻す作業、いきなり腰に負担がかかったが床に広げた本をそのままにしておくわけにはいかない。

断捨離する本と残す本を選り分けながらの作業の途中、とても信じられないような偶然が起きた。

一冊だけ読んだ山田太一さんの本“異人たちとの夏”を手にして、残すか手放すか迷っていたらニュース速報で死去とのテロップ、迷わず残すことにしたのは言うまでもない。

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10年から20年前の雑誌も残す。

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とても古い英語の参考書も出てきた。イラストが満載だけれど全ページが白黒ですべの単語にカタカナのルビ付き。
なんと昭和34年初版発行とあり、これも残すことに。

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まるで朝ドラらんまんで観た万太郎の描く絵のようです。
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後ろのページに生きた英語を話そうとあり、片付けあるあるでしばし作業を中断して読み始める。

例文がいかにも昭和30年代。

Does your watch keep good time ? あなたの時計は正確ですか

No, it gains two or three minutes in a day. いいえ、一日に2~3分すすみます。

今ではこんな時計はないよねと思いつつ、英文は参考にできるので暇つぶし用に保存。
最終的に料理本など実用書を10冊ほどブックオフへ持ち込むことにする。

最後に買ってそのままだった家具転倒防止突っ張り棒を取り付けて作業完了。

これも簡単なようで一人でやるのに苦労した。椅子に乗って倒れでもしないかハラハラだった。
とにもかくにも今年の課題を片付けた達成感にしばし浸る。

2023.12.02 / Top↑
月に3回だけ利用するスーパーへ出かけたら、いつのまにやらレジが大幅にリニューアルされていた。

全国展開している大手のスーパーだが、有人レジが大幅に減りセルフレジと電子マネー専用レジが増設されている。

5%引きの日も重なって有人無人どの列も長い行列、自分が並んだ列が有人レジであることに途中で気づいた。

すぐ前に並んでいた女性が何度も振り返ってチラチラとわたしを見るので、同じマンションの人かなと思ったが面識がない。

ちなみに60歳以上用のマネーカードを握りしめている。

そのうちにどういう理由でか知るすべはないが、わたしを諦めて前の女性に話しかけ始めた。

ところどころ聞こえてくるのは、レジを待たされていることへの不満を吐き出しているようだ。

いよいよ順番が回ってきて支払いを終えた瞬間に、無人レジばかり増やしてこんなに待たせて老人いじめもいい加減にしてとレジ担当者に訴え始めた。

レジの女性は申し訳ございませんを繰り返すばかり、このまま続けば後ろのわたしから大勢の人が迷惑を被ることになるが、そういったことには気が回らない、これぞ自己中心の典型。

あと少し長引いたら、ここで言わなくても・・と言うつもりでいたらあっさりと諦めて列を離れたので内心ホッとした。

それにしてもわたしをチラチラ見てあきらめたのは、どういう理由だったのか少し気になった。

怖そうな人?若く見えた?共感してくれなさそう?いずれにしても話しかけられなくてよかったよかった。

2023.11.29 / Top↑