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定年間際に引越した土地で小さな冒険とささやかな幸せ探しをする日々

同じマンションに住む女性に誘われ、シャンソンを聞きに行った。
正式には○○先生シャンソン教室発表会というのだそうだ。

○○先生とはプロのシャンソン歌手で、誘ってくれた人もその教室の生徒だという。
シャンソンどうのより、興味本位と無料のチケットと会場が近いということだけでつき合った。

ステージに上がった方々のほとんどがシニア。
皆さんここぞとばかり派手派手ドレスに身を包み、気合が入っている。

歌うことに集中するとつい姿勢が悪くなり、せっかくのドレスが台無し。
なかにはドレスの裾を踏んでよろける人もいて、ヒヤッとさせる。

途中で歌詞が吹っ飛んでハミングで何とかする人もいて、終始ハラハラドキドキ。
みごとなフランス語で歌い上げた男性は、オフホワイトのスーツと帽子でムッシュ気取り。

レッスン料、発表会の会場代、演奏者(ピアノ、シンセサイザー、ドラム)への謝礼、ドレス代諸々。
聞いただけでも相当お金のかかる趣味のようだ。

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真剣に聞いたのは最初の2~3曲までで、その後は辛い時間になった。
切ない歌詞で男女の哀歓を綴るフランスの大衆歌、40曲も続くとさすがにうんざり。

誘ってくれた人は隣の席でほとんどの曲を口ずさみ、なにやらメモまでとっている。
私はというと、一人我慢大会のような3時間30分、ただより高い物はないと実感。

2019.07.30 / Top↑
今の住所へ引越してちょうど二年経った。
その間、選挙は三回経験した。

マンションには○○党の熱心な支持者がいて、選挙が決まると幾度となくピンポーンと来る。
時には候補者やその関係者が同行して名刺を置いていく。

私は明るいうちに入浴することもあって、その最中だったり直後だったりと。
正直、選挙が終わってホッとする。

選挙というと、文房具好きや筆記具好き達の間では投票用紙や鉛筆が話題になる。
三菱だった、トンボだったは序の口で、品番やモデル名までチェックする人もいる。

投票用紙は特別な紙を使っている。
手で破れない、水に強い、折り目がつきにくく投票箱の中で自然に開き、開票時間が短縮される。

これはユポ紙というパルプ不使用の合成紙。
三層になっていて、真ん中にポリプロピレン樹脂をサンドしている。

それゆえ折っても自力で開くという、超ハイテク紙。
なによりもツルツルなめらかで、水性ペン以外の筆記具に対応している。

候補者名を手書きする日本の選挙は世界でも珍しいそうだ。
ペン好きたちはこの用紙に惚れて投票に行くという人もいる。
もちろんこれはマニアの部類人種。

私もユポ紙を使ったノートを探している一人だが、ようやく見つかった。
台東区にある文具屋で、オリジナルのノートを作ることが出来る専門店。
また楽しみが増えた。

2019.07.22 / Top↑
暑いのは嫌いでないが、湿気が大の苦手。
梅雨明けも8月までお預けのようで、うんざりしている。

手抜き化粧を帽子とサングラスでごまかし、食糧の買い出しへとGO.
無駄なものを買わないよう、メモを見ながら慎重にカゴへと入れる。

近くに新しいスーパーがオープンした影響か、以前よりも空いている。
それとも時間帯のせいか、並んだレジの隣は閉まっている。

いつも拝見しているブロガーさんの記事にあった、自分が並ぶとなぜか列ができる。
私にも例外なく当てはまった。

あわてて隣のレジを開けるらしく、担当員が「二番目のお客様、こちらへどうぞ」と叫ぶ。
どうやら二番目とは私のことのようだ。

しかし、苦労して台にのせた私のカゴにはお米も入っており、てんこ盛り状態。
わざわざそれを持ち直して移動するには及ばないし、第一重いのだ。

急いでいないことを告げ、後ろの人によろしかったらどうぞと勧めた。
係り員によってはカゴを運んでくれる人もいるが、あえて不満にはしない。

その帰り、自宅に近いドラッグストアでトイレットペーパーを買う。
その時も二台のレジに先客がいて二番目の客になったが、二人とも男性で買い物も少ない。

ここでも男性のスタッフが走ってきて「お待たせしてすみません、奥へどうぞ」と気遣いを。
その奥という場所は本当に奥で、普段は処方箋などで使用するレジのようだ。

わざわざそこまで移動するに及ばないので「この一点だけですので結構です」と断った。
「よろしいんですか・・」一瞬だが落胆した表情は、残念というか悲しそうにも見えた。

せっかくの好意を無にしたようで、こちらこそ申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
電車で若者が年寄りに席を譲らないというような不平を聞くが、譲られて怒鳴る人もいるという。

親切や好意とは、する方もされる方も状況やタイミングが合わないと空しい行為になる。
まったくもって人間の気持ちは複雑で面白い。

2019.07.19 / Top↑
NHKは嫌いだし、観ないという人は多いようだが、私の廻りではそうでもない。
私自身も選んで観る番組はNHKが一番多い。

“NHKから国民を守る党”の立候補者がNHKで政見を述べている。
もちろんアナウンサーは平静に公平に落ち着いて紹介する。

第一声から大声を上げ、握りこぶしまでして、NHKをぶっ壊すぞ!と叫んだ候補者がいた。
その後の言葉が「あースッキリした、一度これをやりたかった」と満足気。

その後話した内容はよく覚えていないが、観ていて面白いのは手話の人とアナウンサー。
当然SNSでも話題入りしていて、案外みんなNHKを観ているんだと感心する。

NHKが映らないテレビとか、スクランブル化などできるのなら本気で実現してほしい。
観ない観ないといって本当に観ていないのか、疑問視しているから。

私はNHKのアナウンサーの声や、原稿の読み方が聞きやすいから観ている。
スポーツなどでのカメラのポジションやアングルもNHKが好きだ。

NHKで放送した広島対巨人戦で、忘れられない試合がある。
当時は広島市民球場だったので、観客のヤジが放送に入ることがよくあった。

立ち上がりから不安定で不調の桑田投手に「何年巨人の帽子を被ってるんだヨー」とヤジ。
「ピンチを迎えている桑田、巨人の帽子を被って5年目」と真面目に言ったアナウンサーがいた。

友人の一人は何十年も前に観た料理番組のお惣菜が、我が家の自慢料理になったという。
結婚する娘さんにもしっかり伝授したそうで、受信料払っていてよかったと笑いを取っていた。

村上春樹の1Q84という小説で、主人公のお父さんはNHK受信料の集金人という設定。
最初に日本語で読み、次に英語版で読んだのは、これをどう英語にするのか興味があったからに他ならない。

2019.07.14 / Top↑
じゃんけんなら少しは自信があるが、くじ運はまったくない。
これまでの人生で、抽選で何かが当たった経験は一度もない。

ビンゴゲームですら最後まで残ってしまう。
それ故に、宝くじを買ったことは一度もない。

つい最近、世間ではオリンピックのチケットが当たった、外れたと盛り上がっていた。
そんな中で私が期待していた抽選があった。

来年一月、さいたまスーパーアリーナでのクイーンのチケット。
ファミマ先行販売でもう二度も外れている。

きょうは三度目の抽選発表があり、今度こそと期待していたが駄目だった。
まったくもう、近年のチケット販売システムまで恨んでしまう始末。

時間があり余る今こそ、以前のような電話での先着順にしてほしいものだ。
とにかく抽選は嫌いだ、嫌いだ、嫌いだ。

先月だって村上春樹とジャズを聴くという抽選に外れている。
その前は万年筆が当たる抽選にも外れている。

先月、近くのショッピングモールでは国内旅行や食事券などが当たるキャンペーンをしていた。
千円以上の買物で補助券がもらえて、三千円で一回応募できる。

どうせ・・というやけっぱちで何枚か応募できる券をすべて捨てていたら、近くに住んでいる友人に叱られた。
「捨てるんだったら私にちょうだい」

もうだいぶ前になるが、彼女は雑誌の簡単なクイズに答えて西海岸10日間の旅に当たった。
西海岸に特に関心があったわけではなく、冷やかし半分で応募したのだと言っていた。

クイーンのチケットも、くじ運の強い彼女に頼んでいたら当たっていたかな?と後悔。
転売防止のため本人でないと申し込めないが、二枚買って一枚キャンセルもできた。
後になって知恵がつくのも運の無さを如実にしている。

2019.07.10 / Top↑
電動シュレッターが壊れた。
紙詰まりを起こしてノロノロ運転をした後、ピタリと止まった。

電源を切り、爪楊枝や竹串などで詰まった紙を取り除き、何度も電源を入れ直してみたが無反応。
A4サイズ用の業務用で重宝していたが、今回はA3サイズのカットで入れ方が悪かったようだ。

それにしてもいとも簡単にご臨終。
とりあえず冷蔵庫や洗濯機などでなくてよかったと、潔く諦める。

現役時代と違い、A4やそれ以上の用紙でくる書類は激減した。
自分で使用する機会も同様で、机の引き出しには丸々一パック入ったまま。

特にプリンターを処分してからは、余計なゴミが出なくなった。
それでも送られてくるものの中には、内容を見られたくないものが少なからずある。

極力紙のゴミを増やさぬ努力はしているものの、ついつい書き物をしてしまう。
新聞社勤務だった知人は、約40年分の手書きの日記をようやく処分したと言っていた。

もちろん一度や二度で処分できる量ではなく、それはそれは重労働だったらしい。
人生の先輩として、日記を書くことの大切さをさんざん聞かされたものだ。

70代後半の今になって、それらを読み返すこともなくなり、すべてゴミに見えてしまったとのこと。
そうは言うものの、現時代は日経新聞の記事を書く作業には大いに役立ったはずだ。

私も漢詩の書き写しをして、ゴミの元を作っている。
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2019.07.06 / Top↑
♬でんでんむしむしかたつむり
 おまえのあたまはどこにある
 つのだせやりだせめだまだせ♬


この懐かしい童謡を昨日から口ずさんでいる。
最近の子供はもう歌っていないかもね。

応援歌の“お前”が子供の教育上よろしくないと、某監督が発言したらしい。
選手は名前で応援して欲しいそうだ。

なんで今さら、この時期に?というのが第一印象。
熱狂的なファンや私設応援団の行為が下品なのは、ある意味プロ野球の伝統でもある。

若いときには仕事帰りによく神宮球場で、ヤクルト・巨人戦を観戦していた。
突然の観戦だから外野席になるが、いくら紳士たる巨人(当時は)といえど外野はガラが悪い。

教育上というならば、相手チームをやじるときの言葉のほうがよほど問題だ。
特に逆転でもされたときは“お前”どころか、危険な言葉のてんこ盛りになる。

ファンが“お前”と呼ぶことで、選手をリスペクトしていないとは言えない。
しかし選手がそれでモチベーションが下がるのなら、そう伝えるのも球団としての姿勢。

おそらく成績不振によるものだと想像したのは、働いていた頃そういう上司がいたからだ。
数字が伸びないイライラから、突如として重箱の隅をほじくってくるのだ。

一対一で面と向かった“お前”には上下関係があり、演歌の世界では、男女間の愛情表現でもある。
いくらなんでもファンが球場以外で選手を“お前”とか、名前の呼び捨てはしないだろう。

団体での一体感で気が大きくなっていなくもないが、これも愛情表現の言葉である。
くれぐれもこの騒動でドラゴンズが目を覚ますことのなきよう、祈るばかり。

2019.07.03 / Top↑