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定年直前に引っ越し。一人でも楽しく暮らす工夫をし、初めての土地で、初めての年金生活始めます。


二度目のハローワークへ行ってきました。
65歳の誕生日が過ぎているのでこれで終了です。
一時金という名目で支払われる金額も決定していました。
一回目のとき係りの方からおおよそ一月分の給与位と思ってくださいと言われて、まぁそんなものかと期待していなかったが予想額より数万円多かったので嬉しい。

引っ越しの際、間取りの関係で北枕で寝ています。
性格的に縁起というものをそれほど気にする人間ではないが多少は気になって調べてみた。
風水的には北枕には金運アップと健康効果があるらしい。

金運がよくて金額がアップしたわけではないが、なにかと計算に弱い人間なのでこんなことでさえ喜びに変わる。
なにせ年金以外の収入はこれが最後だもんね。

何年か前に目にしたシニア川柳が身に沁みるこの頃です。

       定年後ひき算だけが強くなり


2017.10.30 / Top↑

昨日、一昨日と野暮用があり都心へ出かけた。
交通網が発達している都心で、一昨日は歩行数が18,526歩、昨日は12,120歩と案外歩きまわっていた。
以前は一駅でさえ地下鉄を利用していたものだが、やはり定期券がないというのはこういうところにもあらわれるのだろうか、今では三駅分くらいなら歩いてしまうという自分に自分で驚いている。

スマホがあっても外出時は腕時計を身につけないと落ち着かない。
一昨日はそれを忘れていたことに気づき、“時計”が頭から離れない。
それで思い出したのが前回の飲み会での会話。

決して鉄道ファンではないが、心底昭和の歌謡曲を愛する団塊世代のおじ様から“あゝ上野駅”という歌の話が出た。
東北方面から『金の卵』と呼ばれ集団就職で上京してきた若者たちの応援歌として大ヒットした曲。

東北出身の人たちにとって思い出深い、上野駅18番線は新幹線の発達とともに現在使用されていない。
また、上野駅大リニューアルの際に、各ホームに設置している時計がすべて丸形から四角形に変わったのだとか。
ただし一カ所だけ丸形の時計のままのホームがあるというので確認してきた。

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場所は18番線の隣17番線。
改札を通り100メーターくらい歩いたところにあった。
ここから18番線がよく見える。
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あくまでも団塊おじ様の推測ですが、ここだけ丸形を残したのには“あゝ上野駅”の三番の歌詞にあるのではないかという。

♪ホームの時計を見つめていたら
  母の笑顔になってきた
  上野は俺らの心の駅だ♪

笑顔と言えば四角じゃなくて丸型。
これはJR東日本上野駅の粋な計らいではないかというのが彼の行間読み。

せっかくなので昨日、JRの制服を着た年配の職員さんに聞いてみた。
返ってきた言葉は、
上野で長い事勤務しているが丸時計があるのは知らないし、鉄道ファンのお客様からもそのような問い合わせはない。
けれども自分も興味を持ったからあとで17番線を確認してみるね、面白い情報をありがとうと言われた。

ケータイやスマホの普及で腕時計を持たない人が多いという。
駅の時計も電車の遅れなどの時に針を確認する程度で形を気にする人はいないだろう。
不要の要ではないがこのような人情噺が好きなのだ。
時間に余裕ができた今だからからこそこんな行動をとったが、働いていたらただの酒席会話で終わっていたことだろう。
それにしてもあの駅員さん、なんてフレンドリーなかたなんでしょう。


2017.10.29 / Top↑

“簡単”という言葉に弱い。
とりわけ料理。
部屋の本棚の料理本を眺めると、簡単、楽々、スピードというタイトルの本ばかり。
詰まる所、下手なのだ。
下手なくせに道具にはこだわる、というか下手の道具頼みなのかもしれない。

お料理大得意の友人もお勧めの鍋が気になっていたが、先月二度目の退職の際に職場の皆さんがプレゼントしてくれたストウブの鍋。
この鍋を使いこなすのにわざわざこんな本も買ってみた。

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今夜初めて使った。
レシピ本から“トマトステーキ”というのを選んだ。
トマトは焦げ目がつくまで焼くと、甘みが倍増するそうだが、正直なところ材料がトマト、にんにくのスライス、ローズマリーの三種だけが気に入ったのだ。
出来上がったものは本の写真とは程遠く、とても画像でお見せ出来ませんが、味はよかった。

大好きな万年筆で字を書いていると、高い道具を使っているということは字も上手なんでしょうねと言われることが多い。
小学生の頃から使っていた万年筆の魅力について改めて考えてみると一言では返せない。
緊張感、心地よさ、華やかさ、ボールペンよりも筆圧がいらない等々が浮かんでくる。
そして極めつけは“手がかかる”

そうだ、道具とはこれだ。
上手い下手じゃない、使う喜びなのだ。
本の最終章にはお手入れの仕方が載っている。
万年筆の手入れと同じではないか。
明日は普通のフライパンでは頻繁に作っていた玉ねぎステーキの実験に挑んでみよう。


2017.10.26 / Top↑

めっきり寒くなり焼酎のお湯割りが美味しくなりました。
個人的にはしょっぱ・すっぱ系の梅干しを入れて飲むのが好き。
銘柄にこだわりはないが麦が好き。
沖縄出身の女性に、芋以外は邪道だと言われたこともあるがお湯割りの芋は苦手。
家飲み用はもっぱら紙パック入りで済ましている。

外では飲むが家では飲まないという友人から、今度買うときは手付きペットボトルにしてくれと頼まれた。
なんでも自宅である団地内の敷地に井戸を掘ったところ、美味しい水が湧き出て重宝しているのだそうだ。
この井戸水を汲む容器に、近所の皆さんが持ってくる手付きペットボトルが欲しかったらしい。
市販の容器を何種類か試したがどれもこれも使い勝手が悪く困っていたそうだ。

私の任務はひたすら飲むことだけ。
約一ヶ月かけてようやく一本空いた。
急がないと言いつつ、連絡したらすぐに受け取りに来た。
あともう一本欲しいがそれ以上はいらないとのこと。

いつも紙パックで飲んでいた銘柄ではないが、このお得感を味わった身としては今後もこれでいくつもり。
ただし、キャップを開けたときに勢いよすぎてテーブルの上にこぼしてしまうという不器用を改善しなくてはならない。
なによりももったいないではないか。
あとは入れる梅干し、今のところ梅干しの方が高くついている。
こうやって年金生活に慣れていくのかしら?

2017.10.25 / Top↑

現在新聞を購読していない。
七月の引っ越しの際に解約してからだからほぼ三ヶ月、紙の新聞を読んでいないことになる。
朝、新聞がないというのも寂しいものだが大分慣れてきた。

長年朝日新聞だった。
天声人語の書き写しがブームになる前から書き写しを実行していた。
とにかく万年筆で字を書く機会を増やすのが目的だった。

読売の編集手帳が面白いという人もいて興味があり、購読してみようかなという気にもなったが面倒くささにかまけてそのままだった。
その後、編集手帳は単独で新書版として販売されていることもわかり、何冊かバックナンバーを購入した。
池上彰氏に“読売の一面を下から読ませる男”と言わせた名コラムを担当している竹内政明氏。
名分どろぼうという新書もついでに読んでみた。

今日書きたいのはこの本のことではなく、お母さんと二人暮らしの友人の話。

80歳になられたお母さん、パッチワークが趣味で地域の催物にも積極的に参加し、新聞も毎日欠かさず読み、友人が仕事から帰ると新聞にあった記事の話をされるのが日課だったそうだ。
そのお母さんが日に日に無気力になり、家事はもちろん、外出も人との会話も面倒がり、新聞も読まなくなったそうだ。
今日の新聞で何か面白いものあった?と聞いても返事無し。

そうとは知らず、友人との会話の中で編集手帳の話をしたら、ありがとう、いい情報をもらったわ、家は読売だし〇〇さん(私のこと)のためなら母も頑張るかもしれない、これから毎日切り抜きをさせて一ヶ月分ごとに渡すねということになった。
どうやら二人の会話の中に私は頻繁に登場しているらしい。

今日はその切り抜きを読んでいる。
ハサミの入れ方が毎日違う。
きっちりと線に沿って切り抜いている日、枠から大きくはみ出している日、ギザギザの日などお母さんの気持ちが窺われる。
綺麗に切り抜いた日はご自分でも読んだ日、曲がった日やギザギザの日はきっと面倒だったのかもしれない。
それでも毎日続けてくれたし、今も続いているようだ。
冷たい雨音を聞きながら友人とお母さんとのやり取りを想像し、こういうコミュニケーションも有りだね、ありがとうはお互い様という気持ちになった。

2017.10.22 / Top↑

昨日電車で出かけた家電店。
沿線で一番の大型店だがここではさらにガスファンヒーターは少なく、2種類だけ。
担当の方の接客はとてもよく、なぜガスファンヒーターが少ないのか、裏事情も説明してくれた。
それで納得し、展示してあったモデルを購入することにしたが今度はホースの在庫がなく取り寄せになるとのこと。
お急ぎなら店頭ではなくネットで探されたほうがいいとおっしゃってくれたのでそうすることにした。

手ぶらで帰るのもつまらないので時計売り場をぶらついてみた。
先月退職のお祝いで後輩から素敵なスワロフスキーのブレスレットを頂いてこれと組み合わせる腕時計が欲しかったのだ。
時計は万年筆ほどではないが相当数持っているが、どれもこれも頂いたブレスレットと合わないものばかり。
安物だけどこれならというのが見つかり購入した。

昨日出かけるときの服装は裏起毛のパンツとパーカー、首はハイネック。
外ではちょうどいい暖かさだったが店内をうろうろしているうちに暑くて暑くて汗を拭きながらの買い物。
若い人たちは早くもダウンジャケットを着て、首にはマフラーをグルグル巻いているが全く汗などかいていない。
ハンカチを握りしめた私の右手だけがひっきりなしに忙しく動き回るって案外恥ずかしいと毎年思う。
デパートや都心の地下鉄なども寒い時期には暑くて耐えられない。
実際、通勤で利用していた半蔵門線と銀座線では真冬でもラッシュ時には冷房を使用していますという車内放送を聞いていた。

大分前になるが年末年始をニューヨークで過ごした時がある。
日本の真冬の服装よりもさらに着込んで地下鉄に乗ったりデパート巡りをしたが汗をかくほど暑いという記憶はない。
ただし、あまりにも着込んでいるせいで洋服の試着が面倒になり、いい加減な買い物をして無駄遣いをしたことは覚えている。


2017.10.21 / Top↑
2000年1月1日コンピュータの動作に何らかの異常が発生する可能性が取り沙汰されたいわゆるY2K問題。
電気、ガス、銀行などのライフラインに関わるシステムに対して国を挙げて大きな社会問題となったのは記憶に新しい。

この騒ぎで私がとった行動は旧式の石油ストーブを買ったことぐらいだったが、以来すっかりストーブのファンになってしまった。
いつでもお湯が沸いていること、煮物料理の鍋を置いておけることなど便利極まりない。
友人が来たとき、今どき部屋の中でやかんのお湯が沸く音を聞くのって懐かしくて暖かいねと言ってくれた。

この夏、引っ越しの際にそのストーブを処分してしまった。
それだけではない、ファンヒーターやらハロゲン電気ストーブなど暖房器具類すべて処分した。
車に乗らないし引っ越し先の灯油販売事情もわからないので手軽さと暖かさでは断トツという情報からガスにすると決めていた。

急にやってきたこの寒さのため、雨の中を徒歩20分かけて知名度のある大型家電店へ出かけた。
天気のせいか店内はガラガラ。真っ先に暖房用品コーナーに行ってみたが石油ファンヒーターばかりでガスが見当たらい。
やっとのことで見つけたが4種類だけで選択の余地がない。
とは言え、なにせこの寒さ、一種類だけ何とか妥協してもいいかなというのはあった。

中年の男性販売員を見つけ、ガスファンヒーターはこれだけですかと尋ねたら、ガスはランニングコストが高いから売れないとのこと。
私は灯油を買うのがだんだん面倒になってきたので今年からガスにしたいのと言ったら、ここは電気屋ですよ、電気屋でお客様の事情を言われても困る、と恐ろしい接客。
さらに、この地域って灯油の販売車などよく来て購入しやすいですかと聞いたところ、私はたまたまこの地域で働いているだけで、ここには住んでいないのでわからない、と。

もうこの店では買わないと決心し、ちょうど長靴だったので雨の中わざとビシャビシャ音をだして歩いた。
まぁ、おかげで6000歩ほどの散歩になったと思い、腹も立たなかった。
余談ですが、大手家電店ヤマ〇、ヨド〇〇、コジ〇の三社をY2Kと呼ぶらしい。
昨日行ったのはこの中の一社、今日は電車に乗ってここに入っていないあの大型店へ行く予定。


2017.10.20 / Top↑

今朝は退職後で一番遅い8時起き。
もう時間は関係ないといえど何だか寝坊したような気分。

昨日はシニア5名プラスヤング1名での飲み会。
シニア5名の中には69歳と61歳の男性が二人。
全員元の仕事関係者でそれぞれ会社は違うが現役時代からのおつき合い。
なにせ会社が違うからなんのしがらみもなく楽しく飲める。

焼き鳥やだったので真っ先にお替り自由の大根おろしが出てきた。
この大根おろしだけでもう盛り上がった。
みなそれぞれこだわりがありウンチクを語り始める。

おろし方から大根の種類、角度やら方向など止まらない。
私は数年以上愛用している自慢の道具話。
東急ハンズで購入したもので人間工学に基づいた設計とお寿司屋さんの職人からヒントを得たという簾のような水切付き。
三千円はしなかったけれどそれに近い価格だったこと。

道具に関してなら負けていないぞ、自分が使っているのは銅製で一万円くらいしたものだと69歳の男性。
大根おろしが好きなばっかりにこんな道具まで買ってしまったけど高級食材が好きで好きでたまらない人に比べたら安い物だと。

それからというもの女性陣四人が男性二人からお料理を教わるという展開に。
何とも楽しい飲み会は五時間近くも続き、終始笑い通しだった。

今日午前中に掛かってきた電話で初めて声を出したらカスレ声でした。
幸いこの寒さで風邪と勘違いされ同情までされた。

2017.10.18 / Top↑

暇は人間を腐らせる

怖いですね、怖いですね、ゾッとしますね (淀川長治さんを真似る小松政男さん風に)

この寒さにも雨にも負けて散歩に行けず、とうとうパンセを引っ張り出してしまうほど退屈な日。
どうにか銀行へは行き振り込みを済ませ、スーパーに寄って戻ってきても小一時間。

そこで思いついたのがしばらくやっていなかった万年筆の洗浄とインクの入れ替え。
インクの色も万年筆に合わせたり、季節に合わせたりとまめにやっていたのに気持ちが少し離れていた。
ずっと稲穂というまさに田んぼの稲穂色のインクを入れていた万年筆を洗浄して、ごく普通のロイヤルブルーを入れた。

万年筆をいじっていたら久し振りに漢詩の書き写しをしてみようという気になった。
使うノートは子供用のほうがんノート。
このノートに高級な万年筆は不釣り合いだがそこが気に入っていて全シリーズを持っている。
子供時代に嫌々やった宿題や勉強、もっとちゃんとやるべきだったと反省する気持ちで使っている。

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字は上手くないが集中できるのがいい。
また万年筆で書く時の緊張感もいい。
実際、あっという間に夕方になってしまい慌てて夕飯の支度。

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そしてパスカルはこうも言っています。

人は毎日食べたり眠ったりすることには退屈しない。
なぜなら、空腹はまた生まれるし、眠気もそうだからだ。
さもなければ、退屈するだろう。
だから、精神的なものに対する飢えがなければ、退屈する。

2017.10.17 / Top↑

無職となってちょうど一ヶ月。
ここ二~三日そろそろ暇を持て余してきた。
お天気のせいか散歩に出かける気分にもなれず、溜まっている個人情報満載書類のシュレッター作業にも飽きてきた。
このシュレッター、一応電動であるがとにかく遅くて音がうるさい。
あと千円出して別のメーカーを選ぶべきだったと後悔している。

タイミングよく友人から電話があり、込み入った内容の英文をe-mailしなくてはならないから下書きを手伝ってほしいとのこと。
役に立たないわよと言いつつも、暇つぶしには打ってつけということで出かけることにした。

“三人寄れば文殊の知恵”という諺が浮かび、英語表現を辞書で調べてみた。
 Two heads are better than one.
二人の頭脳は一人の頭脳に勝る。二人で考えたほうがよい知恵がでる。
分かりやすなぁ、英語のこういうところが好きだ。

お互い英語に関しては似たり寄ったりレベルだが、どうにか格好がつく程度の英作ができた。

ところで何処で会おうかということになり、スタバやドトール系では落ち着かないということで駅の近くにある昭和レトロ感漂う喫茶店へ行った。
ついでに頂き物で私が食べない鯖のフレークという瓶詰をあげようと持っていったら、お母さんが大好きだと言ってくれてよかった。

二人で頭を使いながら英単語やら文法やら関係詞がどうたらこうたらやっていたら猫が覗きにやってきた。
どうやら喫茶店のオーナーの飼い猫らしい。
さっきまで鯖フレークが入っていた空の紙袋を見つけて遊び始めた。
無類の猫好きの友人が大喜び。

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そういえば私よりも数年早く定年で退職した先輩も退職後二か月目頃から退屈になり、猫を飼い始めたと話していたっけ。
困った、猫が気になってきたぞ。

2017.10.15 / Top↑

美容院か美容室か
辞書を引くと美容院は載っているが美容室は載っていない。
ということは美容院が正しいのかもしれないが私は美容室と言うことにしている。
美容院というと必ず病院と聞き返されるか、誤解されたままで話が終わりとんでもなく面倒なことになる。
特に最近は年齢も上がったせいか、病院が先行してしまう。

糸井重里さんのほぼ日に“言いまつがい”というのがある。
もちろん正しくは“言いまちがい”なのだが、わざとユーモアを含めて言いまつがいとしてそれを皆で共有して楽しむというコンテンツ。

言いまつがいもあるが聞きまつがいというのも日常生活では当たり前にある。
または覚えまつがいというのもあるだろう。

私の叔母は(東北の田舎に住んでいる)20年ほど前、初めてスーパーでアボカドを知り、野菜なのか果物なのか知らないが身体によさそうだし、何といっても安かったからと買ってみたそうだ。
後で聞いたことには『この前初めてガボガボという不思議なものを食べた』と廻りに話していたそうだ。

葛飾区に金町(かなまち)という所がある。
ここに住んでいた二歳年上のおっちょこちょいな友人の話。

高校の入学祝いでおばあさんがプレゼントしてくれた腕時計が故障し、近くの時計屋さんに持って行った。
時計屋さんが『オーバーホールが必要なので預からないと無理ですね、カナマチですか』
友人は咄嗟に『ビンボウです』と答えた。カナマチがカネモチに聞こえたのだ。
時計屋さんはまたしても『カナマチですよね』と念を押した。
友人は内心、二度も確認されるとは相当修理代がかかるんだと思い、さらにはっきりと『ビンボウですけど』と答えた。
ここでやっと時計屋さんは聞きまちがいされていることに気づき、
『通常この手の修理は5千円ほどかかるんだけど、それじゃ4千円にまけておきますよ』と粋な対処をしてくれたそうだ。
最初からお住まいはカナマチですかと聞いてくれたら問題なかったのですが、それにしても下町の人情とはいいものだ。

間違いを真っ向から指摘されると誰でも不愉快になるか、指摘した相手を恨む人もいる。
私はよく人からこんな失敗をしちゃったと告白される。
物は言いようではないが、聞きようもあると思う。
自分にだってこんなまつがいがあったくらいで接すると、角が立つような空気が笑いとなり、何年経っても明るい思い出として記憶に残り、懐かしんでもらえると信じている。

ちなみにおっちょこちょいだけど憎めない彼女はもう金町には住んでいません。
カネモチになっているかなぁとときどき思い出してはほっこりしている。

2017.10.13 / Top↑

引っ越し先で一番困っていたのが美容室。
私の髪型はストレートのボブなので月に一度のカットが理想的なのだが、季節によっては肩に届く位の長さにするので二ヶ月に一度と決めている。
引っ越しをして三ヶ月、美容室が決まらずまだ一度もカットをしていなかったのでさすがに我慢できない状態になってきた。
ネット情報や口コミなどを調べ、とりあえず駅に近いショッピングモールの中に入っている所に行ってみた。

決め手となったのはショッピングモールの中にあるので初めてでも入りやすいこととリーズナブルな価格。
私はまだ白髪染めをしたことがない、というか必要ない。
ヘアカラー専門のお店の広告によると、全体染め、部分染め、根元染めとあるようだが、どれにも当てはまらない。
しいて言うとポチポチ染めかチラホラ染め。
美容師さんに聞いたらまだ必要ないとのことでカットだけで済ませた。

帰り、駅に向かったら先日行われた祭りのようなものすごい人だかり。
なんでも自民党の小泉進次郎さんと立憲民主党の枝野さんがやってくるという。
場所はわずかしか離れていなく、時間もほぼ同じ。
話を聞くには枝野さん側の方が場所はいいのだが、圧倒的に進次郎さん側の方に人が流れている。
そういう私もそうでしたが。
予定では進次郎さんの方が早く始まるはずが交通事情により枝野さんの方が先に始まった。
状況を踏まえてかマイクの声は進次郎さん側には届かないようになっていた。

「選挙は戦いですが、戦いにもマナーがあります。ここは枝野さんの邪魔をしないように終わるまで待ちましょう」と早速如才ないというか余裕ありの一言。
もしかしたら枝野さん目当ての聴衆にも自分の話を聞いてもらえるチャンスと、とっさに計算したのかもしれないがそうだとしたらやはりさすがです。

待つこと10分か15分、女性支持者からの“しんちゃ~ん”に笑顔で手を振り演説が始まった。
内容は割愛しますが、私のすぐ近くにいたミセスグループの会話も、背が高いわねぇ、上手だわ~、若いのに堂々として素敵だわ、等々。
確かに話のつかみ、間の取り方、顔の動かし方など落語を聞いて勉強されているだけあって、分かりやすく、聞きやすく、笑いもとる。
ちなみに対する枝野さんもかなり意識されていたようで 「今、私の前にいる皆さんはイケメンよりゆるキャラがお好きなようで」とおっしゃったようです。

さてさて肝心の衆院選、住所変更の関係か私に届いたのは引っ越し前の選挙区からでした。

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2017.10.12 / Top↑

私にとって毎年この時期の風物詩はノーベル賞、とりわけ文学賞。
今年はカズオイシグロさんでした。
文学賞を受賞する人はもう少しご高齢というイメージがありました。
毎年最有力候補とされている村上春樹さんが受賞しないのも年齢じゃないかとおっしゃる人もいたけれど、もうこれは使えなくなってしまいました。

ハルキストとまではいかないが、かなりの愛読者です。
カズオイシグロを知ったのも春樹さんがらみでした。
他にもチャンドラー、サリンジャー、カーヴァ―、ドストエフスキーなど春樹さん経由で読んだものがたくさんあります。
また初めて挑戦した原書も“ライ麦畑でつかまえて”でした。
ほとんどの春樹ファンも同じだと思います。
こうやって読書量を増やしてくれる影響力だけでも人気作家として十分な貢献をしていると思うのは私だけかしら。

今手元にはカズオイシグロの原書が二冊あります。
本を購入するとレシートを本の最後に貼り付けて、購入した年月がわかるようにしています。

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“ Never Let Me Go 私を離さないで”は2006年6月10日(土)20:09 丸善丸の内本店
“When We Were Orphans わたしたちが孤児だった頃”は2011年10月02日17:07 有隣堂たまプラーザテラス店
両方ともレシートの印字が消えかかっていますが、この記録から当時の自分の状況がある程度浮かびます。

お二人の作品に共通しているものは孤独、喪失感、闇とか暗、そして希望。
またロシア文学から影響を受けたというところも共通している。
イシグロ氏は日本人だが国籍は英国。
当然文章も英語で書かれるが春樹さんは日本語から各言語に翻訳されるのでイシグロ氏のほうにアドバンテージがあるのは明確。
個人的にはEU離脱、テロ事件など不安定な国情も選考委員会に加味されているような気もする。
物理や化学と違い、文学賞というものにははっきりとしたものがないですし。

『昨年はボブディランさん、今年はわたし、来年は春樹さんに』とコメントされていたのが好印象。
そうは問屋が卸さないと思いつつ、また一年間期待と楽しみができた。

2017.10.07 / Top↑

離職票が届いたのでハローワークへ出かけた。
場所にもよるのでしょうが想像していた空気とはかなり違っていた。
受付けもスムーズで指定された窓口も閑散としている。
ただ、一人一人の対応時間がかかるようで一時間位は待った。

私の受付け番号は27番でしたが、23番と24番が何度呼び出しても本人が現れなかったので25番が呼ばれた。
そうこうしていたら23番だというやや強面の男性がいつまで待たせるのかと不平を発しながらやってきた。
なんだ、ちょっと外へ出たらオレの番号飛ばしたなと窓口の担当者に文句を言い始めた。
この次に受付けしますのでもう少しお待ちくださいという担当職員に対してもチェッと舌打ち。
公共の場には必ずこういう人が一人はいる。

私の場合は65歳ということで失業手当ではなく一時金というものになるそうで、いたって簡単な手続きで済み、月末にもう一度行くと完了ということになる。
例の人が隣の窓口でかなり手こずっている。
書類の不備を指摘されても開き直り、給付金開始までの待期期間でしょうか?待たせ過ぎだとゴタゴタ文句が続いているなか、私のほうはさっさと終わりました。

時間が空いたので新三郷にあるららぽーとまで行ってみることにした。
引っ越し後は行く所が180度変わった。これまで行ったことのない場所ばかり。
それもまたいい気分転換になる。
目的はロフト。
引っ越し前は池袋まで行っていたが郊外のロフトは空いていてゆっくり滞在できる。
ところが文房具売り場は案外混雑している。特にほぼ日手帳コーナーは人だかり。
曜日と時間帯からして女性客ばかり。
そういえばほぼ日カズンは料理日記や育児日記などとして主婦層に人気だったのをうっかりしていた。

とりあえずイートインにてお昼ご飯を食べることにした。
久し振りの超久し振りのイクラ丼にした。
高血圧だった父の体質を受け継いでいるようでずっと控えていたが、ここ一年間の血圧は110以下だし、まっ、いいか。

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イクラ、ウニ、タラコは私の三大薬物。
その代わりではないがウナギとか穴子は食べたこともなく、食べようとも思わない。
更に悪いのは鯖、秋刀魚、鰯など青魚系がすべてだめなのだ。
体にいいものが苦手で悪いものが好きという典型的な嗜好。

気を取り直してふたたびロフトに立ち寄る気はとっくに失せていて、ZARAで薄手のニットを買い、BELLE MAISONでダブダブのチノパンを買って帰ってきた。
10月に入ったばかりなのにもう今月の小遣いが底をついてきた。

2017.10.04 / Top↑

通勤していた頃、毎朝車窓から川べりを散歩している人を眺めては羨ましく思っていた。
老後の趣味と日課には絶対散歩を入れるぞと決心したのは働き盛りの40代頃だった。
そしてついにそれが自由にできるようになった。
多摩川から江戸川へと景色は変わったものの川は川である。

毎年秋桜祭りが開催されるという場所までふらりと散歩がてら行ってみた。
もう今年の秋桜も終わりに近いなか、散歩を楽しんでいるシニアが案外多い。
少し歩くと汗ばむような日差し、小一時間のつもりで出かけたのに気がつけば橋を渡り隣町まで歩いていた。
さらに歩いて歩いて都立水元公園まで到達した。
そこからJR金町駅まで歩き、駅の近くでサンドイッチとアイスコーヒーでひと休み。

その後せっかくだからと柴又帝釈天までまた徒歩で行くことにした。
金町駅から15分位でした。
引っ越しをしてから鞄には常に地図を入れてあるので助かった。
初めての柴又帝釈天でしたがあまりにも有名すぎてなんの知識もない。
もう少し帝釈天について勉強してからまた来ることにする。

そういえば世界ガッカリ三大名所というのがあって、ニューヨークの自由の女神、シンガポールのマーライオン、札幌の時計台がそれだと聞いたことがある。
あまりにも有名すぎて行ったこともないのに行った気がしてしまうのか、期待し過ぎになってしまうのか。
私自身は自由の女神は感動しました。たまたま関連した本を読み、多少は歴史の背景を勉強していたせいかもしれない。
やはり予備知識は大事だ。

結局帰りは電車に乗って戻り、歩数計は25,886歩というちょっとした旅気分を味わいました。
欲がでて次は30,000歩を目指そうという気にもなったが散歩でなくなったらつまらないかな。
それでも歩けるうちは歩いているほうがいいのかな。

途中でこんな散歩も見かけました。

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2017.10.03 / Top↑

目覚まし時計から解放され、自然起床を始めてからちょうど半月。
今のところ平均4時30分起きが続いている。

今日10月1日は先月中旬までいた会社の創立記念日で今年は99年目。
つまり私は創立記念日の半月前、100周年の一年前に退職したことになる。
こればかりは仕方のないこととはいえ、このタイミングのズレが人生と重なり後味が悪い。
結婚然り、昇給然り、その他諸々思い出される。

毎年10月1日は全従業員にお祝いの月餅が配られる。
この月餅は小豆餡と木の実餡の二個入りで、直径12センチ、一個の重さが210グラムほどもある特注品。
表面は社章の図案模様になっている。
特別好きではないが入社以来毎年のことなので、いよいよ今年からお目にかかれないと多少の寂しさもあったがこれもしかたない。

昨日この月餅が宅急便で届いた。
もちろん期待などしていなかったし、だいたい退職後どれくらいの期間内までこの権利があるのかさえ知らない。
しかし、とにかく届いたのだ。
現役のときには感じなかったものがこみあげてきてなんだか愛おしく思う。
確か去年は食べきれずに賞味期限が過ぎゴミ箱入りしたことまで思い出され胸が痛んだ。

月餅とは中国で中秋の名月にお供えをするお菓子ですが、日本の月餅は昭和初期、新宿中村屋の創業者が中国へ旅して初めて月餅なるものを味わい、その後、風味、意匠とも日本人向きにして創作し販売したのだそうだ。

小豆餡はいいとして木の実餡は廻りでも不人気で、昨年私が無残にもゴミ箱行きにしたのもこれ。
実はこの木の実餡は五穀豊穣を祈願したものだと昨年ゴミ箱事件の後に大大先輩から聞いた。
最後となる今年の月餅は感謝とともにきちんと味わうつもりだ。

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      社章の図案は目隠しさせていただきました。


2017.10.01 / Top↑