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定年直前に引っ越し。一人でも楽しく暮らす工夫をし、初めての土地で、初めての年金生活始めます。


住んでいる駅にデパートがあるとなんだか気分がいい。
引越し前、三十数年住んだ街にもデパートがあった。
金妻という流行語を作った金曜日の妻たちへというドラマの舞台となった場所。
当時の私はテレビのない生活をしていてこのドラマは後に、再放送で見たように記憶している。
このドラマ以外でもよく撮影につかわれていて、駅前のデパートに行く途中大物女優や俳優さんを見かけることがあった。
大原麗子さん、加藤登紀子さんを身近で拝見したのも家のすぐ近くだった。
なによりも私はこの街の景観と雰囲気、そしてデパートが好きだった。
デパートは中型規模だったが退屈なときなど全フロアーをくまなくぶらぶらするのにちょうどよかった。
特に好きだったのはいわゆるデパ地下と呼ばれるB1。
私の冷蔵庫はあそこでしょと友人たちから揶揄されていた。

拠無い事情で引っ越しをしほぼ二ヶ月、やはりここにもデパートがある。
自宅から10分ちょっとでちょうどいい距離なのだが、こちらは11階まである大型で知名度の高い老舗。
さすがに接客も都内の本店並みに素晴らしく、ふらっと立ち寄るには敷居が高く、この街にもふさわしくないような浮いた印象はあるものの、やはり気分的にはいい。
駅から少し離れてはいるが、途中にみずほ、郵便局、三菱東京UFJという自分には好都合な銀行が揃っている。
なにより嬉しいのはこの道がハナミズキ通りとなっていて来年の春を楽しみにしていた。

昨晩ニュースでこのデパートが閉店することを知った。
地元の人たちは、やっぱりね、いよいよ、とうとう、などとさほど落胆していない様子。
まぁ確かにこの街にこのデパートは無用の長物かもしれない。
B1でさえ人出がまばらで活気がなく、デパ地下好きのわたしでも購買意欲が湧かない。
願わくはテナントで入っている大型書店と文房具店は知的向上心旺盛なシニアたちのために残してほしいものだ。


2017.09.29 / Top↑

仕事はよいことだ

職業はわたしたちの生活の背骨になる。
背骨がなければ、人は生きていけない。
仕事にたずさわることは、わたしたちを悪から遠ざける。
くだらない妄想を抱くことを忘れさせる。
そして、こころよい疲れと報酬まで与えてくれる。
              ニーチェの言葉より

今日26日は最後の給料日。
ニーチェの言葉でいうと最後の背骨。
もう来月からは年金という頼りなく、心細いあばら骨になる。

昨日は給料日前日だが銀行へ寄った。
ATMの行列がものすごかった。
25日の銀行の様子を初めて目の当たりにした。

その後、片道徒歩で25分位のお値段以上〇〇リという店に行った。
家庭用品、家具などを見て回るのは本屋さんに次いで時間つぶしになる。
一階から四階までぶらぶらし、買ったものはシンクの汚れ落としとランチョンマット。
それでも家へ帰って万歩計をみたら12,753歩ほど歩いていた。

白髪で60代位の男性が一人で食器を選んでいた。
ご飯茶碗、汁椀、お皿などすべて一客分ずつ。
途中で寄ったスーパーでも一人で食材を買っている高齢の男性達が目につく。
レジで私の前と後ろに並んだ人も高齢の男性。
カゴの中は明らかに一人分。
働いていた最近まで、スーパーに寄るのは仕事帰りが多かったので昼間の様子に驚き。

先日、電車で一駅の大型家電店へ行った。
フードプロセッサーを購入する下見。
すぐ横のコーナーに電動マッサージ器がずらりと並んでいて、営業マンと見受けられる中年の男性他、高齢者の男性が何人か横たわって昼寝状態でマッサージ器を占領していた。
ひとり、70代位の男性はアンパンをかじりながら足マッサージをしている。

平日の日中、街中の様子はこんなふうなのかと興味津々でながめた。
なぜかお一人様男性だけが目についたが、かつて女性はお一人様行動がしにくかった。
例えば、ラーメン屋、牛丼屋、立ち食いソバ屋などに一人で入るには相当の勇気がいる。
作家の村上春樹さんの奥様はラーメン大好きだそうだが春樹さんはラーメン嫌い。
だから二人で食べに出かけることはないそうで、ある時奥様が一人でラーメン食べていたら『ひとりでラーメン食べる女性って可哀そう、あんなふうになりたくない』という声が聞こえてきて、家に帰って『あなたがラーメン嫌いだからこんな恥をかくのよ』と八つ当たりされたとか。

人はいろいろな事情を抱えて生きている。
一人で行動しなければならない事情もそれぞれある。
サラリーマンの三大サラメシ屋に女性が一人で入っても特異な目で見ないで。
まだ経験のない私だってこれからは一人で入れるように訓練する予定なのだ。
そのうち家電店のマッサージ器でだって寝そべっているかもしれない。


2017.09.26 / Top↑
都内の大型文房具店に行くと早くも手帳コーナーが賑わっている。
毎年同じものを愛用する人はさっさと買い揃える。
人気の手帳は10月で売り切れるものもあるという。
のんびり構えていると売り切れるか、大混雑のなかでレジに並ばなければいけない。
これを避けるには早め早めが賢明なのだ。
ちなみにこの光景はかつてのデパートの催事場を彷彿させる男性版。

反対に毎年変える人もいるようだ。
巷の評判評価の情報を集め、熱心に研究する。
みなさんの手帳にかける情熱は半端でない。

日本人はどれだけ忙しいのかと思いきや、手帳人気は必ずしもスケジュール管理と一致しているのではなく、思考を高めるツールの一つとして、または好きな筆記具類の使用頻度を上げるために何かを書き込むらしい。
確かに若い人たちの手帳は買った洋服や食べたものなどのイラストで溢れている。

私も毎年変えている部類だったがあれほどのこだわりはない。
ただこだわるのは紙質と大きさだけ。
万年筆愛好家なのでインクの滲みと裏抜けという裏のページにインクが染み込むのが一番嫌。
そしてサイズは大きすぎず小さすぎないB6にしている。
ここ数年はほぼ同じタイプに固定している。

さて、定年後の手帳はどうしようか。
予定とアポは大幅に減少するのは間違いない。
かといって物忘れがすすむなかやはり手帳は必要。
いろいろ悩んで結局また例年通りのもの2冊を揃えた。
ただし使い方を変えようと思う。

一週間バーチカルと一週間+メモ。
一週間+メモはこれまで通り、左のページに『今日の最高』『今日の最低』右側のメモにはニュースや情報などを書く。
バーチカルは予定ではなく起きてから寝るまでの、今日やったことあるいは考えたことの記録として。
と思いきや、一日の始まりの時間が8時からになっていることに気づく。

私の朝は5時からスタートする。
今朝などは4時に起きてしまった。
この時間から8時までが重要な時間だったのだ。
もう少し検討の余地ありになってしまった。

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2017.09.24 / Top↑

お知らせです。
ブログタイトルを変えました。

このブログに挑戦してちょうど五ヶ月が経ちました。
住まいの引っ越し事情から始め、引っ越し後は定年という人生の節目もありました。
今後の生き方を模索してこのタイトルを選びました。

思えば現役時代は太陽のような人と言われ続けてきました。
悪い気はしませんがこれからは直射日光的明るさではなく、木洩れ日くらいの間接的明るさでちょうどいいと思っています。
冬の陽だまりも好きですが、木洩れ日には季語がないところも気に入りました。
控えめに明るく温かく優しく人と接していける老人をめざして木洩れ日に陽を使いました。
今後ともよろしくお願いいたします。

2017.09.23 / Top↑

親友のYちゃんと昼ワインでランチ。
夜飲みは私の方が強いが昼飲みは圧倒的に彼女が強い。
私は基本、日が暮れないと飲まないのである。
いつもはノーメイクの彼女がばっちりメイク。
免許証の更新とマイナンバーカード申請用の写真を撮るためだそうだ。

日比谷にあるあの有名ホテルで働く彼女は平日がお休み。
阿吽の呼吸とか以心伝心という言葉が当てはまる仲で、
過去にはイスラエルとニューヨークを二人で旅をした。

彼女といると笑いがたえない。
銀座などで見かけるインド人とスリランカ人、バングラデシュ人、パキスタンやイラン人までの見分けがつくという特殊な才能も持っている。
記憶では一度だけ外れたときがあった。
日比谷か有楽町あたりで飲んだ時、隣のテーブルのお兄さんを自信をもってスリランカと言ったらバングラデシュだった。
ちょっとだけショックだった様子。
そして世界中の国旗や国花もよく知っている。
やはり職業強しか。

私の引っ越し先から四つ目の所に住んでいて、これからは昼飲みを増やそうよと誘う。
廻りを見回すと確かにワインを飲んでいる女性が多い。
気のせいかみんな綺麗でオシャレに見える。
Yちゃんは休日、一人で昼飲みすることも多く、小一時間ほど至福の世界に浸って自宅に帰り、軽い認知症と診断されたお母さんと二人だけの生活に戻るのだそうだ。

私はなぜか明るい時間の飲酒は妙に汗をかき、顔がほてり、心臓バクバク。
子供の頃、昼間っから酔っぱらっている近所のおじさんを見て『あんな風になるんじゃないよ』と祖母が弟に言っているのを耳にしていたせいか、罪悪感があるのかもしれない。
Yちゃん、やはりお酒はヘップバーンじゃないけれど“暗くなるまで待って”

2017.09.23 / Top↑

♪化粧なんてどうでもいいと思ってきたけれど♪

久し振りに化粧をした。
急に何処か出かけたい気分になり浮き浮きしてきた。
早速、残り物だけどお弁当を作り、地図を持ってフラワーロードというところまで散歩がてら出かけた。

化粧と言っても私の場合、くせのある髪の毛を整えるのとワンセットで15分。
化粧だけで髪型を省くことは決して無く、髪型だけ整えて化粧を省くことも決して無い。
化粧5分に髪型10分が常にワンセット。

出かけるときは常に化粧をする。
朝起きて洗顔したらすぐに化粧に取り掛かる。
このタイミングが大事で、出かける予定のない休日はこれを省く。
これがいけない。

たまに日中お誘いを受けても「エェ~今から~、面倒くさい」になってしまい、なんだかんだ理由を作って断る羽目に。
特に夏の暑い日にはドライヤーの熱を想像しただけで億劫になる。
結局一日中だらだらするだけなのに。

それでも近所に用事があって出かけざるを得ないときもある。
そんなとき夏はサングラス、冬はマスクで出かける。
用事だけ済ませさっさと帰ってくる。
そういう時に限って知り合いに会ってしまうというのも世の常。
うつむき加減で避けるように目をそらしてしまう。
後日、「元気なかったけど、どこかお具合でもわるかったの」と心配までされる羽目に。

化粧をして出かけると、用事が済んでもせっかくだからと足を延ばしたくなる。
デパートで働いている〇〇さんにちょっと顔出しておこう、
気になっていたあのお店、ちょっと覗いてみよう、
ベローチェでお茶でもしていこう、などなど行動範囲が広がるのである。

私のコンプレックスは色黒とくせっ毛。
それに若い頃散々旅をした中東焼けシミが加わっている。
そのせいで素顔の印象が暗いと自己診断している。
これがファンデーションを塗ることで一変すると自分では思っている。
子供の頃から言われてきた、目が大きいわね、まつ毛が長いわねがファンデーションで生かされるのである、と、これも自己診断。

5年前、60歳で定年退職するとき、後輩の30代男性二人からメーキャップ用の熊野筆のセットをいただいた。
「いつまでも僕たちがイメージしているおしゃれな〇〇さんでいてください」というメッセージがあった。

そうだ、出かけるから化粧をするのではなく、先に化粧をしておいて出かける場所を広げよう。
2017.09.21 / Top↑

現役中はなにかと人前で話す機会が多かった。
朝礼や研究会などの締めくくりに話すネタなど新聞記事などからメモをとったり、切り抜きなどを張り付けてネタ帳を作っていた。
昨日、引越し後初めて開ける段ボールからそのネタ帳が出てきて、つい懐かしく読み返した。

記事は2011年6月朝日新聞に掲載された読者の投稿。
マイナス思考の自分をどうにかしようと、日記帳に「今日あなたを支えてくれたものは何ですか」などといった質問を365日分あらかじめ書き込み、毎日その答えを記入するという自問自答形式。
「今日うれしかったことは何ですか」には「春の緑の色に感動しした」などといった具合。

毎朝その日の質問を確認していくと、一日の中でポジティブなものに目を向ける時間が多くなり、物事のよい側面をとらえられるようになった。
自分がどういうものに幸せを感じる傾向があるのかが分かり、毎日が発見の連続で充実しているというような内容で20代の女性の投稿です。

私がこの記事に目がいったのは、私自身の日記も「今日の最高」「今日の最低」というものだったから。
これはもう何十年か前に観たアメリカ映画からヒントを得たもの。
小学生の子供二人と両親が毎夕食事にそれぞれの今日の最高と最低を告白し、家族間のコミュニケーションをとっているシーン。

取り分け、何もなかった平凡な一日でもよーく振り返ると何かしら思い当たる。
それはたいしたことではないけれど小さな喜びと小さな落胆だったりする。
ある日の最高は「いつもは座れない駅で座れた、足が痛かったのでラッキー」最低は「いつもより高いお肉を買ったのに料理失敗」
など、たわいもないようなことが多い。

幸せは出来事や環境ではなく、それをどう見るかによって決まる。
マンネリ気味でストレスのたまっている方にはゲーム感覚でおすすめしたいと締めくくっています。

これがネタ帳です。
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2017.09.19 / Top↑

9月15日は二度目のテイネン記念日になりました。
5年間の延長、遠距離通勤でした。
華やかな記念品をいただき職場を去りました。
そして昨日から身分は年金生活者です。
大好きな万年筆、欲しかったお鍋。
みんな私に内緒でした。

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五年前60歳のとき後輩たちが企画してくれた送別会、
お店の入り口にあった看板を見て、もう涙でした。

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幸せな43年間でした。
そして自分への簿褒美は昨日の落語でした。


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世間も三連休なのでまだピンときません。
もうしばらくのんびりします。

2017.09.17 / Top↑

無類の辞書好きで、紙は勿論のこと電子辞書もメーカーの違うものを二台愛用している。
一台は家用、一台は外出用で、たとえ一駅でも外出するときは必ずバックに入れている。
それにノートや手帳、スマホに筆記具類が入ったペンケースもあるので私のバックはかなり重い。
ある時、同僚の男性にバックを持ってもらったことがある。
『〇〇さんていつも鉄アレイかなにか持ち歩いているんですか』と言われたことも。

最近の読書はこの電子辞書に入っている青空文庫で楽しんでいる。
電子辞書は画面が小さいので疲れるから嫌という知人もいるが、もともと読書用に購入したもでなく、たまたま入っていたからおまけ感覚で読んでいるだけ。

作品の一覧を見ると、教科書に載る有名なものほどきちんと読んでいないことがわかる。
有名すぎて読んだ気になっているのか、今さら読んでもね~なのか、たぶん両方かな。
あとは食わず嫌いもある。
そういったものをこの電子辞書で読めるのはとても有益だと気づいた。

伊藤左千夫の野菊の墓。
なんとなく知っているつもりだったが、舞台となった場所が引っ越し先の近くだと初めて知った。
電車の中で読んでいて不覚にも涙まで流した。

せっかくなので昨日はその場所まで出かけてみた。
地図を持ち、路線バスに乗り、少し手前で降り、あえて徒歩も入れた。

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15歳の政夫と二歳年上の民子にとって最後の別れとなった所にも。

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写真下手はご容赦を。
矢切の渡しといえば細川たかしですか?私はちあきなおみが好きですが、それ以前に伊藤左千夫が有名にしていたのですね。

電子辞書の青空文庫には日本文学と外国文学がそれぞれ1000冊も入っていて、とかく自分で購入する本は好みが偏りがちだが、、ジャンルを問わずとりあえず読めるのが嬉しい。
それに画面も明るく、文字サイズも変えられて私にはこれで十分です。
読んでいなかった宮沢賢治の童話、あまり有名でない漱石の作品、正岡子規なども面白かった。
2017.09.10 / Top↑

最終的に趣味は二つあればいい。
ただし一つは外に出かけないとできないもの、もう一つは家の中でできるもの。
いつでも外に出かけられる状態であるとはかぎらないから。
多趣味で知られ、昨年亡くなった大橋巨泉さんが人生の選択という著書に書かれていた言葉。
ちなみに巨泉さんは、外はゴルフで家はジャズとオーディオに落ち着いたそうだ。

先輩で飲み友達の友人Oさん(男性)にこの話をしたとき
『よかったぁ、ちゃんと両方あるよ、外で飲むのも好きだし、家で飲むのも好き』と
いつものジョークで返された。
私が定年後、再雇用制度で子会社まで長距離通勤をする道を選んだときも
こんな言葉を贈ってきた。
『人間至る所飲み屋あり』

勿論、正しくは『至る所青山あり』ですが、いかにもノミニケーションを大事にする
団塊世代の彼らしいジョークです。
というのも、この言葉には、早く新環境に馴染んで一緒に美味しいお酒が飲める
友達を見つけるくらいまで頑張れという深い意味が込められていたのです。
おかげ様であちこちで美味しい食事やお酒をいただき午前様も経験し、
いよいよ来週で5年間の延長勤務も終了です。

さて、趣味は?と聞かれたら・・・特に外での趣味。
私の趣味は海外旅行だとイメージしている人が圧倒的に多いようだが
それはもっと若い時のこと。
そもそも本を読んでの知識を確認するために旅行を始めたようなものなので、
家で楽しむものはたくさんある。
あくまでも自分の場合だが、家での楽しみが多いことの問題点は
時間の制限がきかず、何時間でも何日でも引き籠っていることが苦にならないこと。
時には寝食を忘れるほど没頭してしまう。
時々は美術館や博物館に出かけるが、毎週というわけにはいかない。
自分の理想としては週に二~三回くらいは電車に乗って出かけたいが、
有り余る自由時間はあっても有り余るお金はない。

先日、用事があって知人が住んでいる東京の下町を訪ねた。
〇〇銀座という昔ながらの商店街をぶらぶら散策して、その安さと活気と楽しさに
興奮し、気が付けば両手一杯の買物。
それでも普段の買物の半分くらいの金額で、しかも日常必需品ばかり。
なぜ商店街には必ず銀座という言葉がつくのだろうという疑問とともに、
そうだ、日常品はあちこち都内の商店街で散歩と散策を兼ねて購入するのも
悪くないかもという気になったが果たして続くかどうか。

2017.09.08 / Top↑
Aちゃんは私より三歳年上で職場の先輩でした。
出身が同郷だと知って先輩ですが初対面からAちゃんと呼んでかれこれ40年余り。
他にも私たちの共通点は結婚歴無しの一人暮らし、一応世間では大手と呼ばれている企業で定年まで勤めたこと。
ただ彼女は私のように定年後の再雇用制度を活用せずに60歳で退職。
お互い人生初の海外旅行を共にしたことも。

そのAちゃんは今、地元の消防団に入っています。
定年後、時間に追われていたのは最初の1~2か月だけ、その後は暇を持て余すようになったとか。
午前中はいいが午後になると急に時計の針が進まなくなり、これはいかんということで用事が無くても一日一回は外に出るようにした。
たとえすぐ近所でも化粧をし、身なりも整え、本を一冊持ってベローチェやドトールのような所で1~2時間世間の空気に当たる工夫をした。

ある時、街中で配っていた一枚のビラをなんとなくタイミングで受け取った。
それは地元の消防団が、簡単な仕事です、ボランティアで働いてくれる女性募集というビラ。
考えてみれば、ずーと会社と自宅の往復で地元のこと何にも知らない、消防団だったら地元との繋がりができるかもしれないと思い、即応募し、即採用された。

簡単な仕事とは、毎月何回かある会合のお手伝い、主に飲み食いなどの準備と片付け。
男の世界だと想像していたら、50代位からの女性が何人かいて和気藹藹な雰囲気で安心したそうです。
少し慣れてきたら年一回ある表彰式の手伝いや、小中学校などでの防災訓練にも行くようになり制服も支給されているとか。
驚いたことに花火大会などの警備ではないが見回りのような仕事もあるんですって。
ボランティアのつもりが多少は報酬もあり、定年は70歳で5年以上続けると退職金もあるそうだ。
もう7年続けているからあと3年はできるね。

Aちゃんにとって最大の収穫は報酬ではなくてここで知り合った人たちとの繋がり。
歩く会に誘われ、小田原から10キロも歩き、一番美しいと言われているロケーションから富士山を観たこと。
神社仏閣巡りに誘われ、知らなかった世界に引き込まれたこと。
消防団の演奏会に誘われ、感動し、音楽に目覚めたこと等々。

一枚のビラが人生を変える。
横浜市の林文子市長はかつて、言わずと知れた伝説の車販売のトップセールス。
林氏とはたまたま仕事で偶然お目にかかったことがあり、講演会にも行ったことがあるが、車のセールスを始めるきっかけとなったのも新聞に入っていた一枚のビラだったそうだ。
私は街中ではなるべくビラは受け取らないようにしている。
ゴミ箱が見当たらず処理に困るからという理由からだが、はたして今日からなるべく意識して受け取るようにしたからといってそうそういい話に漕ぎつけるわけではないと思う。
やはり運命を変える人にはそれなりのテレパシーのようなものが備わっているのかもしれない。

今日は9月1日防災の日で消防団員Aちゃんのことをネタにしてしまいました。
先週会ったばかりで、来週も会う予定なのですが。
2017.09.01 / Top↑