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生まれては消え、消えては生まれる物欲

見逃し配信NHKプラスで日曜美術館を観たが、さすがにスマホで45分間は疲れた。

寝室にテレビがないので、止めようと決心したはずの寝ながらスマホだったせいもある。

国立博物館で始まった鳥獣戯画展スペシャル内覧会、公開前のライブ放送だったので誓いも決心もそっちのけ。

そこで突如としてタブレットが欲しくなった。

アンドロイドのものなら一台持っているが、通信費が発生するタイプだったので解約した。

タブレットは外に持ち出さないので、Wi-Fiモデルで欲しくなった。

昨年の今頃は壊れてもいないのに冷蔵庫が欲しかったが、時間の経過と共に物欲が消えた。

実はたまに利用する100円ショップが大型家電店の奥にあり、そこに一番近いのが冷蔵庫売場。

そのような事情から、行くたびに冷蔵庫を見ていたせいもある。

以前、デパートで働いていた知人は、従業員用の化粧室に行くのに宝石売場の前を通るため、気がついたら宝石が増えていたと話していた。

また、腕時計を収集しているという知人も然りで、職場の目の前が時計売り場なのよと話していたことがあった。

明らかにサブリミナル効果による物欲にほかならない。

仮に私など家庭用品や食器売場の近くで働いたとしたら、大変なことになるのは目に見えている。

収集癖は万年筆だけで十分だし、それも退職してようやく所持品を楽しむ生活で落ち着いたところ、これ以上増やしたくない。

と言いつつ、代わりに実はもう一つ今年に入ってから気なっているものがある。

それは大きさ以外なんの問題もないソファー、今使っているものは3人掛けの大きなサイズでかれこれ10年経つ。

以前、家具売り場の前を通ったときに、二人掛け用のコンパクトなものが目に留まり、その後気になって二度ほどその店に通った。

いよいよ本気になってきて係りの人に声をかけたところ、引き取りは同等品のみに限ると言われた。

私の場合、小さくするのだから引き取り不可になるとのこと。

仮に購入するのが小さくてもとてつもなく高級品の場合はどうなるのだろう、内心そう思ったけれど突っ込まない。

市の粗大ごみも室内までの引き取りは出来ないとのことで、今のところ諦めざるを得ない。

昨年は部屋の照明器具を取り換えるのに管理人さんにお願いしたが、今年から人が変わりそれもまた無理。

引っ越し前には近所に知り合いのおじさんがいて随分助けてもらったけれど、今の所には知り合いすらいない。

まぁ、後になってあのとき無駄遣いをしなくてよかったよかったとなったらそれでよし。

女の一人暮らしはこういうときがいちばん困るが、これが案外無駄遣い防止になっているのかも。

桜花で追悼

橋田寿賀子さんに関するテレビ番組をいくつか観て驚いたことがある。

熱海のご自宅で原稿を書かれている様子を取材したもので、比較的最近の撮影のようだ。

ダイニングテーブルで執筆する様子、使用している筆記具が20年くらい前に偶然観た別の番組とまったく同じ。

座る位置も変わらず、シャープペンシルも消しゴムもペンケースも、すべて同じものを愛用されている。

一本だけ赤漆に般若心経を刻印した万年筆が混じっているのも20年前と変わらない。

セルロイド製のペンケースは小学校6年生の時、お母さまが買ってくれたものだそうで、割れている部分はセロテープで補修している。

書くことを生業とされている人のデスク廻りには人一倍関心があるので、こういう場面は絶対見逃さない。

それは向田邦子さんのときも同じで、向田さんの場合はペンケースはなくペン立てだった。

国産品やら海外製やらが入り混じって、無造作にペン立てに放り込まれているのが印象的だった。

大半は人から貰ったというが、中には奪い取ったと(本人談)いうものもある。

この一面だけで判断するのもどうかと思うが、橋田寿賀子さんの頑固さをうかがい知ることができる。

ちなみに私の場合は、ペンケースに無造作に投げ入れ状態。

そんなことを思いながら万年筆の手入れをした。

橋田寿賀子さんの万年筆と同じメーカー、若干技法が違うけれど同じ漆仕上げ。

黒漆に螺鈿が美しく映える桜花、一番好きな万年筆です。

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90歳で現役だなんて

現役総務部員として世界最高齢が働く会社を取材した番組を観た。

すでにヤフーニュースで話題になっていたそうだが、昨日初めて知ったことだったので新鮮だった。

毎日BMW で通勤するという90歳の女性。

Bはバス、Mはメトロ、Wはウオーキング、バスと地下鉄と徒歩で約1時間かけての通勤。

本人のシャレかはたまた編集者のシャレか、いずれにしてもさすが大阪放送と感心した。

一応60歳で正規の定年退職をした後、毎年1年ごとに契約更新をして30年。

60代後半で社内のIT化が進み、その時点で自信を失い退職者が続出する中で、面白そうだからと挑戦することを選んだという。

休憩時間に漢字検定準1級を受けるための勉強をされていたのが印象的だった。

漢検には70代になってから挑戦したそうで、これにはかなり刺激を受けた。

私自身もまわりからは好奇心が強いと言われてきたが、足元にも及ばないことを実感した。

先週お花見をした友人、ちょうど1週間たって体調に異変がないか電話をしたついでにこの話をした。

彼女はたいして興味がなさそうで、ふぅ~んの一言で終わった。

それよりもコロナで社友会が中止になった話をしてきたが、これには私のほうが興味がない。

こういう空気はお互い敏感に察知して、さっさと話題を切り替える術が身についている。

考えてみれば彼女とは食事の好みからして、それほどの共通点がない。

それでも入社以来、同郷のよしみもあってか長い付き合いを続けている。

つかず離れずで深入りしないこと、自分の考えや好みを押し付けないことが暗黙のルールとしてお互い認識している。

そのようなことで余計な気を使うことなく気持ちよく付き合ってきた。

それでも困ったときは頼りあえる、非常ベルのような存在かな。

ブックオフで半額で買った本を久しぶりに開いてみたら、こんなに面白かったんだと今頃になって気づいた。
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最高のお花見

都内荒川区在住の友人の案内で、念願だった都電荒川線に初乗車。

始発駅から終点まで12.2キロのミニ乗り鉄旅、楽しかったです。

乗車して運転士さんから400円の一日乗車券を購入、友人は都民シニアパスで無料。

電車は定員60人くらいの一両編成、いわば鉄道を走るバスのようなもの。

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始発駅から三つ目の駅で乗車し、終点の早稲田まで約50分ずっと混雑で立ちっぱなし。

途中、桜の名所中の名所である飛鳥山公園に着いても、降りた人以上の人が乗ってきてさらに混雑。

それでも車窓から見える景色が新鮮な体験で時間を忘れるほど。

終点早稲田の一駅手前の面影橋で下車し、ここからは神田川沿いに延々と続く桜並木をのんびりと満喫。

川沿いの桜並木と言えばマスコミの影響もあってか中目黒や千鳥ヶ淵が人気だけれど、神田川の桜も負けず劣らずだ。

なによりも目黒方面が濃密状態となっているというのに、こちらはまったくのノー密なのがいい。

また、目黒と違って川沿いには飲食をするお店が一軒もなく、それがまたいい。

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お天気が良すぎてスマホの画面がまったく見えない状態で映した写真。

面影橋(おもかげばし)という名前もロマンチックで、吉田拓郎がコンサートで歌っていたのを思い出す。

その後は飛鳥山公園で下車したものの、打って変わってこちらは大混雑。

おまけに渋沢栄一資料館も休館日とあって、30分くらいで退散。

上京して50年目にして最高のお花見ができたと、友人にはお礼を伝えた。

  年年歳歳花相似たり歳歳年年人同じからず

来年も再来年もさらにその先も、花見と言ったら面影橋と言えるまでここに来ようねと約束をした。

ミニ旅の最後は大正時代の創業という商店街をぶらつき、夕飯用のお惣菜を買った。

ささみフライ一個と牡蠣フライ二個、春キャベツの千切りだけは自分で切った。

パールの区別がつかない

耳にピアス用の穴をあけてから、かれこれ40年になる。

当時は自分であける人もいたが、私は眼科の女医先生にあけてもらった。

両耳2個で1万円だったが、私は4個あけているので2万円かかっていることになる。

ある日私より2~3年早くピアスにしていた友人が、御徒町にある宝石の卸店に連れて行ってくれた。

そこで誕生石であるぺリベットと18Kのリングタイプを購入した思い出がある。

プラプラ揺れるタイプよりも、小さめの固定タイプが好きだった。

ピアスにしてからは誕生日などでいただく機会も増え、自分で海外で買ったものも随分と増えた。

働いていた頃は身支度の最後の仕上げとして、鏡を見なくても4個すべて装着できていた。

仕事を辞めた頃でも1年くらいは儀式のように付けていたものだが、ここ2年くらいまったくつけないでいる。

先日、せっかくの穴が塞がってはもったいないという貧乏根性で、久々にピアスを着けて外出することにした。

ここ数年のお気に入りは、60歳の誕生日に友人からいただいたミキモトのパール。

実は安物のパールもどきもたくさん持っていて、どうやらミキモトがそれらの中に紛れ込んでしまったようだ。

いただいたときは、さすが本物は輝きが上品だよねなどと言っていたのに、まったく区別がつかない。

引き出しを開けたら空のケースだけが、虚しく鎮座している。
機会があったら銀座ミキモトで調べるしかない。

♬ 春色の汽車にのって・・・ ♬

髪形をショートにした今、プラプラ揺れるピアスが欲しくなった。